6割の企業でこの3年間に「心の病」が増加
「30代において、心の病は明らかに増加傾向にある」
という調査結果がでました。(by メンタル・ヘルス研究所)
私のレポートを読んで、
相談のメールをいただく方の年齢は、30代以上が圧倒的です。
「やはり、社会生活でのストレスは、
様々な面で、働き盛りの人たちを直撃しているのか・・・」
と肌で感じていましたが、
実際の調査報告もそれを裏付ける結果となりました。
必ずしも、「心の病」=「不眠症」となるわけではありませんが
多いに関連があることは否定できません。
30代後半や、40代が「不惑(惑わされず落ち着いている)」と
よく言われますが、すでに過去の話になっている気がします。
社会に出て、走り続けて、ふと足元をみると地面がない・・・。
そんな感覚に陥っている方がどれだけ多いことか・・・。
↓アンケートをまとめた財団法人から。(原文引用)
*************************************************************
コミュニケーションや助け合いが減った企業ほど顕著な増加傾向
(財)社会経済生産性本部(理事長:谷口恒明)はこの度、]
「メンタルヘルスの取り組み」に関するアンケート調査結果を発表した。
この調査は、企業のメンタルヘルスに関する取り組みの実態を分析・解明するために、
全国の上場企業2,150社を対象に2006年4月に実施したものである。
(有効回答数218社、回収率10.1%)
今回の調査は2002年、2004年に続いて3回目となる。
Ⅰ 6割の企業でこの3年間に「心の病」が増加
1. 最近3年間における「心の病」は、6割以上(61.5%)の企業が
「増加傾向」と回答。この割合は、過去2回の結果と比較すると一貫して
増加している。2002年(48.9%)→2004年(58.2%)→今回2006年(61.5%)
2. 年齢別にみると、「心の病」は30代に集中する傾向がより鮮明になっている。
3. 「心の病」による「1ヶ月以上の休業者」は、74.8%の企業で存在。
この割合も、過去2回の結果と比較すると一貫して増加している。
2002年(58.5%)→2004年(66.8%)→今回2006年(74.8%)
4. 従業員の健康づくり施策全体の中で、メンタルヘルスに関する
対策に力を入れる企業が急増している。
2002年(33.3%)→2004年(46.3%)→今回2006年(59.2%)
Ⅱ 背景に職場の変化 ~7割近い企業で「個人で仕事する機会増えた」
1. 7割近い(67.0%)企業において、個人で仕事をする機会が増えている中で、
約6割(60.1%)の企業で、職場のコミュニケーションの機会が減り、
5割近く(49.0%)の企業で、職場の助け合いが少なくなっている。
2. 各従業員の責任と裁量のバランスが取れているという企業は
約6割(60.1%)あるものの、とれていない企業も4割みられ、
責任と権限がアンバランスになりがちな現状もあることが示唆される。
Ⅲ 職場の横のつながりを取り戻すことが喫緊の課題
1. 職場でのコミュニケーションの機会が減少した企業においては、
心の病の増加した割合が71.8%にのぼっている。減少していない企業の
心の病の増加割合は46.0%なので、その差は25.8ポイントである。
また、職場での助け合いが減少したという企業においても、
心の病の増加した割合が72.0%で、減少してない企業との差は20.6ポイントに、
個人で仕事する機会が増えたという企業においては67.1%、
増加していない企業との差は17.8%になっている。
2. 「心の病」の増加傾向を抑えていくためには、
職場における横のつながりの回復と、責任と裁量のバランスがとれるような
仕事の仕方の改革、そしてそれらを含めた意味での一人ひとりの働きがいに
焦点を当てた活力ある風土づくりが喫緊の課題である。
出典:財団法人 社会経済生産性本部 メンタル・ヘルス研究所
**************************************************************
